悲しいかな、楽しく編めば編むほどお洒落からは遠ざかる全面編み込みのヨークセーター。
前立て以外は編めました。1/3はやっぱり時間がかかりますね、主に途中で飽きちゃうという意味で。袖は鬼門…
さて、さらにメリヤス刺繍を詰め込むことにします。
1段にたくさんの色が欲しい部分やごく小さい飛び模様、縦や斜めストライプなどの場合に便利。
また、今回のように特に図案など書かず好きなように適当に模様を編み込んでいる場合、出来上がってからバランスのよくない部分がどうしても出ますが、刺繍で模様を足したりもできます。
以前の記事にメリヤス刺繍の手順写真を載せたのですが、生成り地にパステルイエローの刺繍という非常に見えにくいものでしたのでまた載せてみようとと思います。
刺繍をしたい目の1段下の目の裏から針を入れ、表に出します。

刺繍したい目の1段上の目をすくいます。

最初に針を出した目に戻って針を入れ、裏に出します。1目出来ました。

編み地の糸より少し細い糸なのでちょっと目立ちますが、同じ太さの糸を選べば刺繍した部分は編み地との区別はほとんどつきません。

白熊のつもりで編み込んだはずなのに、出来上がってみたら熊だか猫だか分からない何かになりました。どうせ何やってもダサいんだ、ユルくてもいいや…
前立てにボタン付けにスチームかけが残っています。あとちょっと頑張ります。
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拍手ありがとうございました。
海外には「ダサいクリスマスセーター」なるものがあって近年は専用売り場も出来てるよ、みたいなネット記事を見かけた。
画像を検索すると、まあ普通の編み込みセーターじゃないの、確かにお洒落とは言い難いけどさ、程度のものからかなりお下品な柄までいろいろみたい。
要は去年何枚か編んだようなものなのね…確かにあれを着て歩くのは嫌かも、編むのはとても楽しかったんだけどねえ…
お人形さんなら文句を言わないからありがたいわ。今年は大きい子が増えたので大きいのを編もう。

編み込みでも模様編みでも、あれこれ詰め込むほど「お洒落」からは離れていく…というのは当たり前にある話。
技法をいろいろ試したい、しかしそこを何とかダサカワ程度まで持って行くのに苦労するんだけど、最初からゴールがダサいものに設定されてるのなら狙わなくても大丈夫。好きなように気ままに編み込むだけでお洒落とはほど遠い仕上がりになるからね…
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拍手ありがとうございました。
うちのパラボ40+まふゆヘッドさんはオビツ純正ローファーと急造下駄しか持ってないのでブーツをひとつ作ろうと思う。
ムートンブーツっぽいものにしようか。自分では絶対履かないからお人形さんに代わりに履いてもらうことにしよう。
素材はピッグスウェード。もこもこ部分はころんさんの羊着ぐるみに使ったシープボアの余りでブーツ本体とは別に作っている。
ムートンブーツって足首部分が太めのイメージなのであきなしでいけるかと思ったんだけど、紙で試作したら踵がつっかえて履けなかった。やっぱり人間の体とは違うわね…なので足首の内側にあきを作っている。

ボアを裏毛のように縫い付けなかったのは厚みが出すぎるのとただ単に縫い付けるのが面倒だっただけなんだけど、ブーツ丈の調節にも使えるというちょっと嬉しいオマケがついた。
こちらは踝辺りまで下ろして履かせたもの。

ブーツの履き口近くまで引き上げたもの。

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拍手ありがとうございました。
[ 2015/12/15 10:30 ]
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